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埼玉県立松山女子高等学校

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松女生へ

   

      
 

松女生へのメッセージ

松女生に告ぐ
12
2018/04/10

先輩から受け継がれる高貴な理想

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式  辞

暖かい春の日差しを受け、希望の季節を迎える中、本日ここに、石川PTA会長 様、新 後援会長 様 坂本 同窓会長 様 をはじめ多くの御来賓の皆様と保護者の皆様のご臨席を賜り、平成三十年度 埼玉県立松山女子高等学校 第七十三回入学式を挙行できますことは、本校にとりまして、この上ない喜びと厚く御礼申し上げます。ただ今入学を許可いたしました三百二十二名の新入生の皆さん、難関の入試を突破した皆さんの努力に敬意を表し、在校生、教職員一同、皆さんを心から歓迎します。

 そしてこれまでずっとお子様を暖かく支えて来られた保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりのお祝いを申し上げます。

  さて、皆さんが入学する松山女子高校は、大正十五年に「埼玉県松山実科高等女学校」として開校し、今年で九十三年目を迎える県内屈指の伝統校です。松女生は、多くの諸先輩方から継承される歴史や文化の数々と長年にわたり築かれた良き伝統を受け継ぎ、「凜として輝く松女生」として活躍しています。

 昨年度、音楽部は全国大会で金賞を受賞し、書道部、筝曲部、文芸部は今年の全国大会出場を決めています。運動部では陸上部が関東大会、インターハイに出場し、空手道部は関東大会そしてカナダで開かれた国際大会に出場するなどそのステージを世界に広げて活躍しています。

 そして、何より清楚で美しい服装に象徴される松女生の姿は「凛とした空気に包まれる品格ある校風」を醸し出し、県内の高等学校の中においても気品と優美にあふれた女子校としてその名をとどろかせています。

 このように、今や松女は品格ある校風とともにその活躍が県内広くに広がり、伝統を踏まえた新たなイノベーションを遂げつつあります。松女生として受け継ぐべく価値と努力そして伝統を不易なものとし、社会で活躍する女性を育てるという新たな期待に応える時を迎えているのです。

 松女には、土曜授業や学習合宿、1年生を対象としたオリエンテーション合宿など学びのしかけがたくさんあります。そして、こうした学びの仕掛けに松女ならではのサポート力をもって君たちの成長を支えていきます。

 さらに、部活動や体育祭、文化祭といった学校行事、特別支援学校などとの異校種交流に加え、多くの地域交流に国際交流など人としての成長を促す仕掛けもたくさん用意しています。

 今ここに皆さんの精悍な表情、顔つきを見ていますと、新たな高校生活を迎える気概や思いがひしひしと伝わり頼もしい限りです。

 松山女子高校がこれからもその建学の精神を校是として受け継ぎ、その社会的責任を果たすためには、究極的には、君たち松女生一人ひとりの覚悟と心意気に頼るしかないのです。

 今日ここに、わが松女の伝統と歴史を再確認し、先輩から後輩へと受け継がれる高貴な理想と貴重な贈り物を受け継ぐ時が来たのです。

 この松女の未来を創りだしていくのは、紛れもなく今ここにいる君たちです。君たちには、今やらなければならないことを常に全力で、一所懸命頑張りぬいてもらいたい。そうすることにより、より進化した松女を創りだすとともに自らを成長させ、自身の未来を開くこととなるのです。 大きな夢や目標も、何事も小さな一歩から始まるものです。この松女での三年間に君たちの全精力を注ぎこんでください。決して自分に負荷をかけることや失敗をすることに臆病になってはいけません。自分の目標に向かって、転んでも転んでも常に前を向き、全力で本気になって歩みつづける勇気と覚悟を持ってください。これこそが「凛として輝く」松女生の真骨頂なのです。

 次に保護者の皆様方に申し上げます。学校では全職員が生徒一人ひとりと真摯に向き合い、お子様の高校生活での自己実現と将来に向けた進路実現に全力で取り組んでまいります。本校での教育に一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに松山女子高校の熱烈なサポーターとしてこれからも様々な側面より応援いただきますようお願い申し上げます。

結びに、本日ご臨席いただきましたご来賓の皆様方に重ねて御礼申し上げますとともに今後とも一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。

平成3049

                 埼玉県立松山女子高等学校長   榎本 克 哉


 


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2018/04/10

「本気でやれば、できないことはない」

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平成30年度1学期始業式   「本気でやれば、できないことはない」

 皆さん、あらためましておはようございます。 君たちの引き締まった表情や凛々しい姿を前にすると一段と身が引き締まります。君たちの新年度を迎える気概や思いがひしひしと伝わってきます。さすがです。
いよいよ、今日から松女の平成30年度、君たちにとっては新しい学年のスタートです。

 3年生にとってはこの一年は最後の高校生活、自分の将来を決める自己実現を果たす大切な1年。2年生にとっては高校生活で、最も実力を伸ばし発揮できる自己成長の年。この一年が君達にとって悔いのない意義ある1年となるよう願っています。

学年のスタートにあたり1つお願いがある。それは、君たちにワンランク上の自分を目指して「本気になってほしい」ということ。人生に一回や二回は 本気にならなければいけないときがある。それが人生を豊かにする。君たちは、今まさにその時を迎えている。
  「言われなくてもいつも本気だしているよ」と思う人も多くいるだろう。でも、よく振り返ってください。本当に本気になってやっていますか。「本気になる」とは、ある意味自分をさらけ出すこと出来ない自分、情けない自分、ダメな自分など、自身の嫌な部分と向き合わなければならないのです。
人の目を気にしてカッコつけたり、自分をよく見せようと虚勢を張ったりしていないですか。こうした陳腐な自尊心やプライドをもつ人(傷つくことを恐れ、常に自分をかわいがっている人)あるいは、甘い環境へ慣れ親しみ、今のままで大丈夫だと安心している人。こうした人たちは、「出来ない自分」をから常に逃げ回り、現状以上の努力はしないし必死にならない。また、現状以上の努力を回避するため、結果として今までの自分以上には決してなれないのです。

 それでは、本気になるとは、どういうことなのでしょう。結論から言うと自分を追い込むこと、自分に負荷をかけることです。
 ひとつ例をあげましょう。平昌五輪スケート代表の
高木美帆 選手。彼女は中学で五輪出場(バンクーバー) 、その後ソチ五輪は落選、そして平昌五輪では三つのメダルを獲得しました。五輪代表を逃した天才少女、神童と言われた彼女にオランダ人コーチのヨハン・デビッド氏は、「メダルを取りに行く意思を、自分で積極的に表現しないといけない」 と口を酸っぱくして言い続けたそうです。つまり、公言することで自分を追い込み、自分に負荷をかける。そうすることで、今の自分に対する危機感が生まれ、この危機感を克服するための力が本気モードを生んでいくという。高木選手もこれまで、決して練習をさぼっていたわけでなく、一生懸命やっていたはずである。しかし、メダルを獲得したのちに改めて振り返ってみると「今までは本気でメダルを取りに行っていなかった」「本気になりきれなかった」といっています。

 就活にせよ、受験勉強にせよ、会社員生活にせよ、今の自分に危機感がない人は、現状以上の努力はしない。今のままで大丈夫だと安心している限り、努力する必要を感じないから、必死にならない。普通に惰性で毎日を過ごし、いつの間にか先に努力している人にどんどん差をつけられていく。

 とても、辛いことだけど、これが大事なのです。私たちが本気になる、本気を出すには今の自分の現状や置かれている状況に対してある種の危機感を抱けるかどうかなのです。

 こうした自分への危機感を感じるためにも、君たちには何度も言うが、ある意味自分を追い込んで自分自身に負荷をかけてもらいたい。高木選手のように、目標を公言することでもかまわない。そうすることで、自分が「出来ないことがわかる」「わからないという自分が分かる」のである。

 今年は、今よりワンランク上の自分を目指して、自らを厳しい環境に置いてみましょう。時には背伸びをして自分の身の丈以上のものにチャレンジしてみよう。 「本気でやれば、できないことはない」 ユニクロを展開する「ファーストリテイリング」会長の柳井正さんは、言っている。 また、相田みつをさんの言葉に『なんでもいいからさ 本気でやってごらん本気でやればたのしいから 本気でやればつかれないから つかれても つかれがさわやかだから。』という言葉があります。本当なんでしょうか。君たちが本気になればわかることでしょう。

 それでは、新入生の手本として今ここにいる多くの仲間たちと力を合わせ、この一年本気になりましょう。

 


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2018/03/30

平成29年度 修了式 人としての成長とは

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 「人としての成長とは」 ~苦しさ 辛さの先に成長がある~
みなさん、おはようございます。

 早いもので今日をもって松山女子高校の平成29年度が終了します。君たちにとってこの一年はいかが? 今年度も、体育祭、文化祭、修学旅行等々の思い出でいっぱいの学校行事。関東大会、インターハイ、高校文化祭等々の部活動。観光大使など社会貢献活動としての地域イベントや行事への出演等々。君たちの活躍を目の当たりにする出来事が数多くありました。 昨日も多くの生徒たちの表彰が行われた。このステージでの表彰はのべで今年度だけでも200人をゆうに超えている。こうした表彰は、一人ひとりの努力の証であるが、ここにいる松女生の一人ひとりの応援と支えがあったからこそ、素晴らしい結果を生んでいる。そうした意味では、ここにいる松女生全員で共有すべき表彰なのである。こうした君たちの活躍や取組が、創立92年目を迎える松女の躍進につながっている。そんな様子が第三者の目からもはっきりと見えてきている。県教育委員会そして、県会議員さん、東松山市長さんをはじめ地域や卒業生などたくさんの方々から、松女生の活躍に対して非常に高い評価をいただいた。

 今年の入試では1.3倍の倍率を記録したことからも松女への評価の高まりを推し量ることができる。

 そうは言っても、「ピンとこない」し、そんなことは「関係ない」と思っている人もいるだろう。しかし、君たちの思いとは別に、好むと好まざるとにかかわらず君たちが松女生である限り、こうした社会からの目を向けられる。社会からの、そして世間一般からの目はそのハードルをより一層高くしていくことだろう。「さすが松女」と言われるか。「なんだ、松女はこんなもんか」といわれるか等々。

当たり前ですが、こうした勢いを一過性のもので終わらせてはいけない。創立100年に向けて、これからの松女はまさに「新たな期待に応える時代」を迎えているのではないでしょうか。その期待に応えるには、結局は君たち松女生一人ひとりの覚悟と心意気に頼るしかない。そこで、進級を迎え、松女の躍進をつかさどる君たちに実践してもらいたいことがある。 一年間君たちを見てきたが、君たちは本当に優しく、思いやりがあり、礼儀正しく謙虚で素直で…。こうした「凛とした」生徒像や雰囲気が、古風な女性らしさを彷彿させるとともに多くの高い評価をいただいた所以なのかもしれない。いずれにしても、我々から見て君たちは紛れもなく「良い子」であり、そのことに関して、誰も異を唱える人はいないでしょう。

 そこで、君たちへ。君たちは、蜷川幸雄さんを知っていますか? 蜷川さんは、文化勲章や海外での勲章受章など世界のニナガワとも言われるほどの偉大な演出家です。また、演技指導の厳しさでも知られ、「稽古中に灰皿を投げつける」など「スパルタ式指導」の厳しい演出家としても有名です。

 その一方で、若い役者たちを鍛えて磨く腕も素晴らしく、藤原竜也さんや小栗旬さんといった数々の著名な役者たちのルーツには“蜷川幸雄あり”ともいわれています。

 ここで、藤原竜也さんが弔辞で述べた蜷川さんから伝えられエピソードを紹介します。「俺のダメ出しで、お前に伝えたいことはほぼ言った。今はすべてわかろらなくても、いずれ理解できるときが来る。そしたら少しは楽になるだろう。アジアの小さな島国の俳優にはなるな。もっと苦しめ、泥水に顔突っ込んで、もがいて、本当にどうしようもなくなったときに手を上げろ。その手を必ず俺が引っ張ってやるから」と、このように、蜷川氏はつねに「世界の舞台」を意識していた。だからこそ、要求も高く、とにかく厳しかった。しかし、その厳しさの中に自分に対する期待と本当の慈愛を感じたとのこと。 また、小栗旬さんの弔辞では、「「千本ノック」と例えられた、延々と続く「ダメ出し」は、役者の心が折れそうになるけれど、最高の芝居を引き出すためのものだった。そうした、「蜷川劇団」には極めて大きな魅力があり、その一員であったことに大きな誇りを感じている。そして構成員一人ひとりの誇りに感謝が加わることで、蜷川氏の厳しい言葉、高い要求も「当然」のものとして受け容れることができた」と述べていました。

何が言いたいのかというと、人が成長し、育っていく過程においてどういう環境が適正なのか。そこに何が必要なのか。本当の優しさとは。また何が本当の思いやりなのか等々君たちに考えてほしいのです。  

 蜷川さんの厳しさはただ単にブラック劇団の象徴なのでしょうか。藤原竜也氏、小栗旬氏などの俳優を発掘し育て、感謝の気持ちを抱かせている、あの厳しい指導にこそ本当の他者を思う、役者を思う優しさや思いやり、そして大きな期待がそこにあるのではないでしょうか。

 得意でないことには無理をさせない。出来ないことにダメ出しをしない。良いところは常に褒められ、優しい言葉で常にいい気持ち。苦しく辛いときには、「いいよいいよ」といって救ってくれる。こうした良好で友好、かつ平和的な関係性の中で人はどれだけ成長できるのかと思いますか。残念ながら、いざここぞという時でも苦しくなったら「これでいいや」として、最後まで頑張りぬく力は育たないでしょう。自分自身のどこかに甘さを生むとその詰めの甘さが最後の最後、ここぞの勝負所で力を発揮できません。

 つまり、君たちがさらに成長をしていくために、自分自身にもっともっと負荷をかけていくことが必要だと思っています。苦しい時、辛い時に、「これでいいや」と思ってしまうか、「もう一歩頑張ろう」と思うかどうかが、人としての成長の分かれ目です。 君たちに問いかけたい。「頑張っている自分」に「このくらいでいいや」とどこか妥協している自分がいませんか。自分に負荷をかけることに臆病になっていませんか。厳しさや辛さ、苦しさから「苦手だから」「得意でないから」という理由で避けていてはいつまでも成長できません。
 それでも、どうしようもなく苦しさや辛さに耐えきれなくなりそうになった時の対処法を一つ教えます。これは、アンガーマネジメントのテクニックとして失敗にもめげず、スモール・ステップで目標(成功)に向かうための「心づくり」として提案されている「サクセスログ」、別称「成功体験メモ」「達成メモ」という方法です。長く不安な状態でいることは、焦燥感からイライラを引き起こしやすいもの。ですから心配事が多いときなどは、「できたこと」を積極的に書き出して「見える化」してみましょう。どんなに些細なことであっても、うまくいったこと、改善したことなどを書いていくことで、自己を肯定し、自信を持つことができる、というメリットがあります。また、社会心理学的にいうと「強い期待を抱かれた人ほど、その期待通りに物事を成就させていく」現象があります。つまり、厳しい環境におかれても、それが自分自身に対する期待感であると思うことで、成長が可能であり苦しさに辛さに耐えられることも可能なのです。
 最後に、4月には新入生が入学してきます。君たちにはこうした新入生のよき手本になってほしい。新入生は、上級生を見本とし、目標として行動する。新入生が立派に育つかどうかは上級生の姿勢や生活態度に大きく左右される。新入生は、入学後の緊張感の中で、上級生の威厳や少し大人びた雰囲気、そして部活での到底叶わないと思わしめる技量と権威を肌で感じ取りながら、高校生活をスタートし、松女生として育っていく。こうした繰り返しの中で、松女としての伝統が受け継がれ、自覚と責任を持った松女生が育ってきた。どうか彼らの立派な手本となってもらいたい。
  それでは、人としての成長は常に苦しさ、辛さの先にあるもの。そして人生はトライ&エラーの繰り返し。今ここにいる多くの仲間たちと失敗を恐れず、負荷をかけることから逃げることなく、ストイックなまでのハードワークを実践して、自身の大きな成長につなげていこう。

 



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2018/03/14

卒業式 式辞 「伝えたい二つのメッセージ」

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式 辞

 日増しに暖かさを増し、春の近づきを感じる季節になりました。

 本日、ここに県議会議員 松阪 嘉浩 様、東松山市長 森田光一様、東松山市教育委員会教育長 中村幸一 様 をはじめ本校PTA石川一明 会長 様、新 阿弥 後援会長 様 坂本祐子 同窓会長 様 など多くの御来賓の皆様と保護者の皆様のご臨席を賜り、このように盛大に 平成29年度 埼玉県立松山女子高等学校 第70回 卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、私ども職員一同にとりまして、この上ない喜びであり、心より感謝申し上げます。

  さて、ただ今卒業証書を授与された321名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。松女での3年間はいかがでしたでしょうか。大きな期待と夢をもってこの松女に入学して以来、今日まで過ごした3年間。皆さんの脳裏には多くの友人たちとのたくさんの思い出が鮮やかによみがえっていることでしょう。

 そこで、卒業を迎えた君たちへの餞として二つのメッセージを贈りたいと思います。

 一つは、「凛として輝く」松女生のつよみについてです。

 この「凛として輝く」という言葉は、当然松女生ならば誰でもが知っているでしょう。昭和5年の卒業式に当時の荒井三治校長が松女生のあるべき姿として「凛として善美に輝く」ことを卒業生に贈ったことから始まり、今もなお松女の伝統として継承されてきています。

 また、その式辞においては「凛として善美に輝く」松女生となるために「正しい道を歩むこと」とも述ています。この「正しい道を歩む」とは「正しい」身なり(服装や姿勢)で、「正しい」行動(礼儀や所作)をし、「正しい」心(謙虚や感謝)をもつことであり、こうした「正しい道の歩み」こそが松女の不易な校是として未来永劫に継承されるべき価値なのです。 

 君たちが日頃より心がけ、実践している、この松女に脈々と受け継がれている「凛として輝く」ニッポンの心。それは「ありがとう」という感謝の心。「すみません」という謙虚な姿勢。そして、他者を包み込む優しさと思いやり。これらは、まさに日本人の不易な精神性、Respect for othersに根付くものです。そして、こうしたリスペクトの精神が、松女の伝統として歴史を重ね、品格のある「凛とした」校風をつくりだしているのです。

 君たちは覚えているでしょうか。2016年12月に安倍首相はオバマ米国大統領と初めて真珠湾を訪問しました。その演説では「和解の力」と題し、Respect for othersに根付く、寛容の精神と和解の力が世界の分断と対立を救う決め手となるものであり、こうした「ニッポンの心」こそが日本人の強みであると全世界に向けて発信したのです

 君たちが松女生として受け継いできた「正しい道の歩み」は、このRespect for othersといった「ニッポンの心」に根ざし、「凛として輝く」という言葉によって見事君たちに体現されています。

 君たちには、わが松女の伝統と歴史を再確認し、先輩から後輩へと受け継がれてきている、こうした高貴な理想と貴重な贈り物を自らの強みとしていつまでも大切にしてほしいと願っています。

 続いて、二つ目は君たち自身のイノベーションについてです。

 2018年は、明治維新後150年にあたります。「明治の精神に学び、日本の強みを再認識しよう」と全国各地でキャンペーンが行なわれています。

 それでは、明治の精神とは何でしょうか。明治は新しい文化が急激にしかも大量に入ってきて、日本の近代化、西洋化が始まった激動の時代です。アメリカの経営学者ドラッカーは、明治維新は社会的イノベーションであるとし、「伝統的な固有の文化を守り抜き、新たな社会システムの構築に成功した世界に類のない偉業」として称えています。

 つまり、明治の精神とは変化をチャンスとしてとらえ、新しいものを生み出す精神性のことを意味しているのです。そして、この時代に多くの若者や女性等が海外に留学して知識を吸収し、外国から学んだ知識を活かしつつ、単なる西洋の真似ではない、日本の良さや伝統を活かした技術や文化を新しい価値として生み出しました。

 このように、これからの時代は「今までこうだったから」というような今までの価値にしがみついていては成長を望むことはできません。安定した成熟社会では、社会への適応が最優先されてきたかもしれません。そうすることが、社会からの価値を恩恵として享受することができたのかもしれない。しかし、今は違います。

 受け身ではなく能動的に新しい価値を創造していく姿勢や知識を素材としながらも、課題を解決する力や他者と協働する力など、いわゆる社会全般に活用、汎用される力がこれまで以上に必要とされているのです。

 社会が、国が、そして誰かが何かしてくれるだろうではないのです。君たち自身が社会や国、そして他者に対して何ができるのかを考え、自らの力で常に自身のイノベーションを図っていくことが求められているのです。

 今、自身を振り返り、「自分自身」に新たな価値を生み出しているといえますか? 自身で考え、主体的に行動していますか? 自身の成長のフロンティアを見つけ出し、夢や目標を模索し続けていますか? 

 君たちには、卒業を一つのチャンスとして、新しい自分を生み出す自身のイノベーションに挑戦してほしい。気がついたら、いつの間にか後ろばかり向いている。失敗を恐れて何事にも挑戦しない。そんな後ろ向きな大人にだけは松女の卒業生としてなってほしくない。苦しい時もつらい時も、どんな時にも顔をしっかりあげて前を向いて歩んでいきましょう。

 最後に、卒業生諸君。「たゆたえども沈まず」という言葉を知っていますか。

 この言葉は、パリ市の紋章に刻まれている言葉です。もともと水運の中心地だったパリで、「嵐で水面が荒れてどんなに揺さぶられようとも、船を沈めはしない」というセーヌの船乗りたちの心意気を謳ったものです。こうした心意気が革命や戦争といった波乱にとんだ歴史の荒波を生き抜いてきたパリ市民にどんな苦難にも負けない不屈の精神として受け継がれ今に至っています。

 「たゆたえども沈まず」。ゆっくりでかまわないのです。夢を語り、希望を掲げ、目標に向かって貪欲にチャレンジするであろう君たちへの餞として、最後にこの言葉を贈ります。

 結びになりますが、卒業生を深い愛情によって支えてくださったご家族をはじめとする関係の皆様方に対し、松山女子高校を代表いたしまして、重ねて心より深く感謝申し上げます。

 それでは、「凛として輝く」皆さんの前途に幸多からんことを祈念して式辞といたします。

平成30年3月13日
                              埼玉県立松山女子高等学校長  榎本克哉

      



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2018/01/09

見直そうニッポンの心~明治の精神に学ぶ~

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見直そう ニッポンのこころ
 ~明治の精神に学び、自身のイノベーションへ~
 

 

 みなさん、おはようございます。2018年を迎え、いよいよ3学期が始まります。そして、新年を迎えた今、君たちの誰もが、新たな抱負と決意を持って学校生活を始めようとしているのではないでしょうか。

 そこで、新たなスタートを前に、少し視野を広げて2018年を展望し、君たちへの期待と思いを伝えたいと思います。

2017年は、米国の新大統領の就任とともに幕を開けた。トランプ大統領はアメリカ第一主義の信条を強く打ち出し、TPP(環太平洋経済連携協定)やパリ協定からの離脱を表明しました。

ヨーロッパに目を向ければ、イギリスのEU離脱、カタルーニャの独立、ドイツやフランス、オランダのでは右派や反EU政党が躍進など、世界各地で保護主義的な反グローバリズムの台頭が大きな世界的潮流となっています。

また、過激派組織ISが崩壊した後の中東情勢や、挑発的な行動を繰り返す北朝鮮などは、私たちにとって地政学的な不安定要因(リスクファクター)となっています

今やグローバリズムが進展しているの一方で、こうした「分断」「不寛容」をキーワードとする反グローバリズムの世界的な潮流は今後も収まるとは言えず、新たな社会変化を予感させるものといえるでしょう。
 このように、世の中の変化は激しくかつ不確実なものです。そう考えると2018年は、どんな年となるのだろう。

 2018年は、明治維新後150年。明治は新しい文化が急激に大量に入ってきて、日本の近代化、西洋化が始まった激動の時代です。日本政府は、「明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは大変重要」として「MEET THE 明治ノベーション」をスローガンに明治維新後150年のキャンペーンを行っています。

 それでは、明治維新にみられる日本の強みとは何でしょうか?

アメリカの経営学者ドラッカーは、明治維新は社会的イノベーション(変化を機会としてとらえ、新しいものを生み出すこと)であるとし、「伝統的な固有の文化を守り抜き、新たな社会システムの構築に成功した偉業」として称えています。
 こうした明治イノベーションを支えたのは、よき伝統を守りながら改革を進めるという日本独自の精神構造にあったのではないかと思っています。ドラッカー風に言えば日本の西洋化というより、西洋の日本化といえるのでしょう。こうした明治の精神というか、日本人独自の精神構造が激動の世情や不確実な社会の中で強みとして機能していくのではないだろうか。
 君たちは、「不易流行」という言葉を知っていますか。江戸時代の俳人、松尾芭蕉が提唱した言葉です。「不易」とはずっと変わらないことであり、「流行」とはその時々に合わせて変えていくこと。伝統統や文化など時代を超えて変わらない価値を大切にするとともに、今後も進展していく社会の変化などに柔軟かつ的確に対応していく資質や能力。つまり、文字通り「時代の流れに乗っていくこと」も大切にしなければならないことを意味する言葉です。まさに、明治イノベーションを支えた精神構造と言えるのではないでしょうか。
 では、今の私たちにとって大切にしなければならない「不易」とは何か。一つ挙げるならば、日本人特有の寛容の精神ではないだろうか。家には仏壇があり、クリスマスを祝い、寺で除夜の鐘を聞き、神社へ初詣をする日本人の宗教観は、しばしば世界から疑問視されるところです。

しかし、これらは、Respect for othersという精神性であり、そこから、他者への配慮や気遣い、おもてなしなどの日本ならではのスタイルが生まれてきているのです。

君たちには、不確実で先行き不透明な社会であるからこそ他者を尊敬する精神性を松女生としての不易な強みとして持っていてほしい。まさに、「For the teamの精神」で、これからの社会を力強く生きていってほしい。

一方「流行」でいうならば、社会の変化などに柔軟かつ的確に対応するためにも、君たちには、2018年を変化の激しい不確実な社会を格好の機会として、新しい自分を生み出す自身のイノベーションに挑戦してほしい。不確実な社会だからこそ、「今迄こうだったから」というような今までの価値にしがみついていては成長や進化は期待できない。

自分たちが所属する社会が創出する価値やサービス、サポートをただ単に恩恵として受けるといった受け身の姿勢では成長はないのです。誰かが何かしてくれるだろうではなく、自分たちが社会や他者に対して何ができるのかを考えてもらいたい。

やはり、一年の計は元旦にあり。2018年を迎え、不易と流行の実践を心がけ、伝統や文化など時代を超えて変わらない価値を大切にするとともに、社会の変化などに柔軟かつ的確に対応する。

今年は、こうした明治の精神に学び、自身のイノベーション元年としてください。

最後に、これから受験を迎える三年生へ。ここに集う教職員一同及び全ての松女生が諸君の健闘をこころより祈念しています。体調に留意して全力を出し切って頑張ってください。

それでは、今年もよろしくお願いします。



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2017/12/22

2学期終業式 「人生トライ&エラー」 ~何事もやってみなはれ~

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 2学期 終業式 

 人生はトライ&エラーの繰り返し ~ 何事も「やってみなはれ」~

 みなさん、おはようございます。

 長いと思っていた2学期も今日で終わり。というより、2017年自体があと数日を残すだけ。過ぎてみると時がたつのは、あまりにも早いもの。

 君たちの2学期、そして2017年はどうだったのでしょう? 

  3年生は進路選択、進路実現とまさに自分自身と向き合い高校生活の集大成の時期だったのではないでしょうか。一般受験は、これからが本番です。受験学力は、最後の最後まで伸び続けます。最後まであきらめない強い気持ちが事の成否を分けるカギとなります。君たちの進路実現を心より応援しています。

 次に2年生。高校の中心学年として、その存在感を存分に発揮出来たのでしょうか。学習、部活動、学校行事等々。まさに、君たちが後に高校時代を振り返った時に一番自分自身が成長・発展した年となるはずです。

 最後に、1年生。中学生から高校生へ。大きな転換を迎えた年。いつまでも新入生というわけにはいかない。学校生活や学習、部活動等々自分自身の飛躍と成長に向けて、君たちには、松女の中核となっていく覚悟と自覚を持ってもらいたい。

 そこで、今年を振り返り、感じたことや君たちへの思いや願いについての話をしたい。

 先日、修学旅行新聞「ちゅらかー」(最終号)を拝見させてもらった。旅行委員の感想を掲載した特集。そのいくつかを紹介します。

●「修学旅行にこのような形で関わることができて良かった。仕事は本当に大変でしたが、やりがいがあり良かった」

●「大変だったけど、修学旅行づくりに関わることができて良かった」

その他にも、

●「今回、旅行委員をやってたくさんの達成感を感じることができた」

●「忙しかったけどやりがいのある仕事でやってよかった」

●「準備が大変だったけど、それもいい思い出」など、そのほとんどが、「最初は大変だったけど、修学旅行に関わることができて、より深みのある旅行とすることができて旅行委員をやって本当によかった」という内容です。

 こうした旅行委員たちの感想を聞いて気づいたことがあります。キーワードは、「関わる」というワードです。各委員が自ら望んでいたかどうかは別にして、各委員が結果的に主体的に旅行づくりに関わってきたこと、こうした「主体的関与(コミットメント)」が、一つの体験として、自分でも気づかないうちに間違いなく自身の成長につながっているということです。

 体験報告会の際にも言いましたが、松女には、学校行事はもちろん、部活動や小学校、特別支援学校などとの交流事業、地域の各種イベントや行事、そしてボランティア等々。君たちが自身の成長のために挑戦すべく主体的関与の場はいっぱいあります。別の言い方をすると、君たちの成長の「勝負時」が日常においてたくさんあるということです。

 こうした「ここぞ」の大切な勝負時を逃し、「あの時やっていれば」という後悔に襲われないためにも、君たちにはあらゆる機会をとらえて何事にもトライしてもらいたい。このトライすることを自身のミッションとしてほしい。

 進路や部活動、各種行事にイベント等々。何でもいいんです。自分の今の自分以上にするために、トライしていきましょう。しかし、何事もうまくいくことばかりではありません。人生はトライ&エラーの繰り返し。自分を壊してくれるものとの出会い、そして次から次へとより強大なものと出会い、そして打ちのめされて、でも気づいた時には自分が一回りも二回りも大きくなっている。これこそが人生の醍醐味であり、成長の証なのです。成長とは、あくまでも今の自分を壊し、新しい自分に生まれ変わることにあります。

 今までの自分を壊すことができず、今までの価値観、小さな自分、自分ワールドの世界の中で生きていく。そんな人生で人として成長できるわけがありません。

 何事も、「やってみなければわからない」「やってみたからわかる」のです。視野を広く、自分ワールドの世界から、一歩も二歩も踏み出していく。そんな、大志を新年の志としてもってもらいたい。

 皆さん、サントリーという会社を知っていますか。その社訓ともいう言葉は何だか知っていますか。創業者の佐治会長の口癖だったそうですが、「やってみなはれ」です。サントリーは、こうした企業風土の中で成長を続けてきたといわれています。

 人生はトライ&エラーの繰り返し。まずは、何事も「やってみなはれ」です。

 以上、2017年を振り返り、君たちへの願いと思いを伝えました。

 来年の干支は、「戌年」(いぬどし)です。戌年は、真面目で勤勉、努力家であるということから縁起がいいといわれています。資格取得の勉強や何か頑張りたいことを見つけて励むのにいい年になるそうです。

 2018年が君たちにとって、大いなる成長進化となる年となることを祈念しています。 それでは、よいお年をお迎えください。


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2017/10/02

松女生必見~「後輩へ!(vol2)」~

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 松女生必見

「後輩へ(vol2) 」先輩が語る松女生への熱いメッセージ

 930、長きにわたった教育実習がおわりました。久しぶりに異なった立場で松女生活を味わった実習生の皆さん、お疲れ様でした。卒業して、外に出てみて、初めてわかる松女の姿。皆さんにはどう映ったのでしょうか。また、立場を違えて見る松女生は、皆さんにとってどう感じたのでしょうか。

 教育実習を終え、安堵の気持ちを抱いている皆さんに聞いてみました


理科教育実習生 Yさん
松山女子高校在校生の皆さんへ。

3週間ありがとうございました。気がついたら最終日、本当にあっという間で、もっとたくさんの生徒さん達とコミュニケーションをとれば良かったなと少し後悔しています。

 私の化学の授業を受けてくれた皆さん、拙い説明でも真剣に聞いてくれてありがとうございました。質問もたくさんしてくれてとても嬉しかったです。そして「化学」と聞くだけで勉強したくないなと思う生徒さん、たくさんいると思います。高校二年生の丁度今頃の時期まで私もその中の一人でした。恥ずかしながら、模試での化学のテストが4点でした。ちなみに選択問題が奇跡的に当たった点数です。しかし、化学が大嫌いだった私でしたが、今大学では化学を専攻し、研究室は有機化学研究に所属しています。

 私は、化学の見方(考え方)を変えたら化学がとても好きにそして得意教科になりました。

見方を変えるとはどういうことか…。

 例えば『サッカーボール』の絵を簡単に描いてみてください。多分皆さんは、白と黒が五角形で並んでいる柄のボールを描いた人ばかりだと思います。しかし実際では周りを見てみるとそうでもありません。ワールドカップやオリンピックのボールも皆さんが描いたボールの模様、色とは違います。星柄や赤、青、黄色等様々な色や模様のボールがほとんどです。なぜ、皆さんは白と黒のボールを描いたのでしょうか。

 私は、サッカーボールはこの模様でこの色だ!と小さい頃から絵本やアニメなどからイメージがついているからだと思います。イメージで決め付けているのです。化学も同じことが言えると私は思っています。「化学=難しい」というイメージから嫌い、やりたくない。と思っている生徒がたくさんいると思います。私もそうでした。しかし、実際に化学にふれてみると、化学を身近に感じることができ、勉強が楽しくなりました。

 今回の実習の範囲である化学反応式、mol計算、目に見えないものでなかなかイメージし辛く、難しい範囲ではありますが、松女の皆さんは「やれば出来る子」なのできっと大丈夫です!これからも楽しみながら化学にふれて欲しいなと思います。3週間の間授業実習で、「化学=難しい」のイメージを少しでも無くすことが出来ていたら幸いです。

 是非見方(考え方)を変えてみてください。化粧品って化学なんだ、薬も化学なんだ、窓もドアもビニール袋も…身の回りに化学はあふれています。そして、化学は人間の希望です。このことは化学だけではなく、他の教科、スポーツや人間関係など全ての事に言えると思っています。自身の見方(考え方)を変えることによって、皆さんを取り巻く様々な環境がきっと皆さんにとって成長のきっかけ(チャンス)に変わることでしょう。

 この機会を逃さず、自らチャンスを掴んでいけるよう応援しています。

そして、三年生の皆さんは、受験という大きな山に登っている最中の人が多いかと思います。私は一般受験で大学に入りました。AOや指定校よりも一般のほうが人として強くなれると思ったからです。一般受験を通して友達の大切さや親のありがたみ、感謝の気持ちなど様々な経験を経て、自分でも少しは人として成長することが出来たと感じました。しかし、私は受験に成功した人間ではありません。第一志望の大学には届かず、滑り止めにしていた大学も補欠合格でした。そして滑り止めの滑り止めの大学に入学しました。最初は第一志望以外の大学なんて…。と思っていました。受験期にもっとしっかり勉強しなかった自分をとても恨みました。しかし、通い始めてみると、他学科、他学部との交流や、留学生とも友達になることが出来、自分の世界がどんどん広がっていきました。趣味も行動範囲も全てが広がり、性格も変わりました。

私は今の私が好きです。自分の事が好きになれたのはこの大学に入学したおかげだと心から思います。今思い返せば、AOや指定校のほうが偏差値が高い大学に入ることが出来たのではないかと思いますが、いい大学の定義とは何でしょうか。偏差値?スポーツが強い?家からの距離?人それぞれだと思います。考え方は人それぞれで価値観も違います。自分の個性、考え方を大切にそして、嫌なことがあってもそれをチャンスに変えてください。

逆境こそチャンスです!自分の人生は自分でどんどん切り開いてください。どんどんチャレンジをしてみてください。私もまだまだチャレンジを続けていきます。お互い頑張りましょう。三週間、本当にありがとうございました。

保健科教育実習生 Tさん

 松山女子高校の皆さんへ                     

 皆さん、三週間ありがとうございました。松女に帰ってきたなという思いと授業をやる緊張感いっぱいで始まったこの教育実習。三週間は長いようであっという間でした。卒業して四年、実習生として戻ってきた松女は私達がいた頃と変わらず、皆さんの笑顔や明るい挨拶にあふれていました。

 今回私は「保健」の教育実習を行わせていただきました。「保健」の教育実習生って何の先生になるの?と思った子も少なくないはず。私は養護教諭、つまり保健室の先生を目指して大学で勉強しています。保健室の先生って皆さんどんなイメージですか?優しい?暇そう?色々なイメージがあると思います。私が保健室の先生になろうと決めたのは高校二年生の時のこと。私は中学校の頃から体があまり強くなく、友達ともうまくいかない時期がありました。そんな時私の背中を優しく、時に厳しく押してくれたのが養護教諭の先生でした。

 高校に進学し、毎日が楽しい松女生活を送っていく中で、体が弱くて学校を休みがちな子や友達とうまくいかなくて学校嫌だなと思っている子の力に、その時の先生のようになりたいという気持ちがどんどん強くなりました。そこで養護教諭になれる大学を探し、在学している女子栄養大学への進学を決意しました。

 勉強が苦手であり、部活命であった私にとって、女子栄養大学はハードルが高く合格は不可能かと思いました。しかし、どうしても養護教諭になりたい。合格したいという一身で受験勉強に打ち込みました。私は小論文が苦手だったので一般一本。受験勉強は本当に厳しく、くじけそうになったことも泣いた日もありました。AOや指定校でどんどん友達が合格していく中、一人ぼっちに感じて悩む時もありました。一般一期に合格できなかった時、もう駄目かと思いました。でも、松女の先生方の本当に温かく熱心なご指導や先に合格が決まっていても勉強に付き合ってくれた友達、一緒に一般に向けて励ましあった友達のおかげで、一般二期で合格することが出来ました。

 受験勉強は本当に大変。まずその前に自分の将来の夢を探すのももっと大変。今、まだ夢が見つかっていない子も夢が決まって進路に向けて進んでいる子も、悩みは違っても色々なことで悩んでいると思います。でも今大学で自分の夢に向かって勉強している時間は大変ですが、楽しくて仕方がありません。

 大学生活や養護教諭になるための教員採用試験に向けての勉強で心が折れそうな時、いつも支えになってくれるのは松女時代の友達です。松女時代の思い出は私にとってかけがえのないもので教員採用試験の受験も、部活で全国大会の時に行った県を受験するほどでした。今はそうは思えなくても、今の皆は本当にキラキラ輝いています。

 私は自分が松山女子高校に入って、松女生で良かったと心の底から思っています。今隣にいる友達は一生付き合っていく位に大切な友達になるかもしれない。高校生の今出来ること、今しか出来ないことをめいっぱい楽しんでください!松女生の先輩として全力で応援しています。ありがとうございました。

保健科教育実習生 Tさん
松山女子高等学校の生徒の皆さんへ 

 9月11日から9月29日までの三週間、大変お世話になりました。この三週間皆さんに保健の授業を担当していましたが、同時に私も、皆さんにたくさんのことを教わりました。

 その中で特に1つ、ここで挙げたいと思います。それは授業をすることの楽しさです。私にとって初めて授業をする高校生が、この松山女子高校のみなさんでした。そのため、緊張もありましたし、授業をする度に後悔もありました。しかし授業に入ると、それを吹き飛ばすくらい一生懸命になりました。とても緊張していた授業でしたが、皆さんの笑顔や真剣な顔、そして時折見せてくれる皆さんの言動が、こちらの予想を大きく超え、いつも楽しい気分にさせてくれました。素直な皆さんの反応があったからこそもっと興味の持てる授業にしよう、もっと良い授業にしようと試行錯誤して、授業を作ることができました。また、授業中も、皆さんが良い反応を返してくれたり、積極的に授業に参加している姿を見て、授業をすることは楽しいものなのだと学ぶことが出来ました。

 これが皆さんの力なのだと思います。皆さんが一生懸命なのが伝わってきたから、私ももっと頑張ろうと思いました。その一生懸命さを忘れずに、高校生活、そしてそれからの未来も、輝く皆さんでいてください。

 私が皆さんと同じ松女生だったとき、このように教壇に立ったり、クラスに入らせていただくことができるようになるとは思いもしませんでした。人生は思いもよらない方向へいくものだと思います。今、将来への道が定まっていなくても、自分の努力次第で道は必ず開けます。今の自分が頑張れば、未来の自分がその努力によって変わります。少しずつ、努力の積み重ねが、自分の生きたい未来への足場になります。大学生になっても、大人になってもいつでもそれは同じです。だから周りに味方になってくれる大人がいて皆さんに教えてくれる、見守ってくれる環境がある高校生のうちに、努力できる自分を培ってください。

 3週間、本当にお世話になりました。皆さんの今、そして未来を応援しています。

保健科教育実習生 Iさん
  こんにちは、伊藤由華と申します。9月11日から29日の3週間実習をさせて頂きました。この3週間、松山女子高校で皆さんの姿を見ていて、毎日眠い中朝練したこと、早弁したことなどなど、高校時代の自分と重なりとても懐かしかったです。高校時代に振り返らせてくれた皆さんにとても感謝しています。ありがとうございます。

 そして、生徒としてではなく、教師の立場で皆さんの前に立ってみて、先生方の凄さを改めて知ることができました。先生方はみなさんのために常に奮闘されています。そんな先生方に見守られて勉強や部活に専念できることに感謝の気持ちを忘れないでください。

そんな皆さんに私から伝えたいことは、「諦めないこと」です。

高校生活は本当にあっと言う間に過ぎ去ります。3年生は受験を目前に控えて少し感じられているのではないでしょうか。毎日毎日同じことの繰り返しじゃないか、と思うこともあると思います。私も思っていました。でも、その1日でも自分は少しずつ成長しています。そのとき1日では感じられないかもしれませんが、やり遂げたとき、卒業した時にふと振り返って、自分は頑張ってきたなと感じられると思います。そのように思えるように、ぜひ、1日1日を大切に、その日をその日できる全力を尽くしてください。
時には失敗しても、そこから学べることもあります。私も高校時代、この実習中も何度も失敗しました。でも、そこから次はやってやる、負けない、といった頑張りが自信につながります。そして、必ずどこかで自分に返ってきます。私は皆さんより少しだけ長く生きてきて、その中でも、あ、あの時の自分が頑張ったからこの結果がついてきたのだなと思うことがありました。松女の皆さんなら、もっともっと沢山のことを吸収して成長できると思います。是非、貪欲に吸収していってください。

皆さんの活躍を心から願っています。


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2017/09/27

生徒会本部役員認証式

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生徒会本部役員認証式

  「より善い松女」をめざすタウンミーティング

 927() 70代生徒会本部役員の認証式を行いました。

本部役員は次の通りです。

70代生徒会長 吉田真子  

 副会長  清水風花 高橋 愛奈

 書記   小池花梨  根岸  夢

 会計   荒木美宥 江口  瑠

 執行   三角花音 宮根愛恵 新井菜桜 柳 彩絵 高田真叶

 生徒会は、その学校の生徒の力を象徴するものです。松女に対する様々な思いがある中で、松女をより善くするために一肌脱ごうと覚悟を決めた13人の女侍たち。彼女たちの抱負を聞くとともに、本音トークとしての懇話会(タウンミーティング)を実施した。

 初めは緊張していた役員の皆さんも話が進むにつれて徐々に本音トークがみられ、いろいろと面白いアイデアや意見が飛び出してきた。体育祭での新たな競技導入、文化祭でのイベントのあり方や後夜祭企画、松高との交流企画さらには「女子力アップの日」の設定等々。やはり、高校生ならではのクリエイティブな企画力があるものだと感心です。それにしても、本部役員にはそれぞれの役割が係として分担されていて、その仕事が中学校時代と違って大きな責任を伴うことであることを役員の皆がとても強く感じているようでした。さすが、責任感の強い松女生。

 生徒会の皆の話を聞いて、当たり前だが松女に対する強い思い感じた。「松女をより善くしたい」「笑顔いっぱいの学校」にしたい。そんな純粋な君たちの気持ちを聞くことができて本当に有意義な話し合いができた。

 君たちの意見にもあったように、今までの松女が決して悪いわけではない。でも、より善くするためには、今の松女を変えていくことも必要なときがあるものだ。人の成長も今の自分を否定することから次の善なる自分と遭遇できる。「今まではこうだった」とか「松女はこうだ」といった先入観や独善性に執着している限り、成長は見られないのだろう。

 70代生徒会本部役員には、是非失敗を恐れず、松女をより善くするための「挑戦」を続けてほしい。君たちのやる気と覚悟こそが笑顔いっぱいの魅力ある松女を創りだすのだろう。それでは、次回も、生徒代表としての本部役員とのタウンミーティングを楽しみにしています。


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2017/09/07

松女をより善くするために

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 生徒会立会演説会 開催

 松女をより善くするために 生徒会とは?  民主主義とは? 
 
 97()6限に次期生徒会本部役員立候補者による立会演説会が体育館で行われました。生徒会活動は、学校の自治的な特別活動、そして生徒諸君の公民的資質や自立心の涵養においてもとても重要な教育活動演です。そこで、演説会及び投票が行われる前に生徒諸君に対して次のことを話しました。

 皆さん、こんにちは。

 これから、生徒会役員選挙に立候補した皆さんの立会演説が行われます。生徒会役員になる皆さんには、「より善い松女」を目指して松女生の代表として自覚と責任をもって失敗を恐れず何事にも勇気を出して果敢に挑戦してほしい。何もやらなければ失敗はありませんが、得るものもありません。生徒会活動を通して人として大きく成長することを期待しています。

 さて、こうした学校における生徒会としての仕組みは、民主主義の第一歩ともいわれます。立会演説会、選挙、生徒総会、評議員会等々。今日、世界中のほとんどの国が、政治の体制や、政治制度に民主主義のシステムを採用しています。

 こうした民主主義システムの起源はどこだかわかりますか?

 今から、2500年以上も前の古代ギリシアのポリスを起源とするものです。時の将軍、ペリクレスは「われらの政体は他国の制度を追従するものではない。その名は、少数者占を排し多数者の公平を守ることを旨として、民主政治と呼ばれる」と自らの政治体制を誇らしげに語っていました。

 しかし、この民主政治は、同時代の哲学者アリストテレスの「政治学」において誤った逸脱的国制として酷評され、歴史の舞台から姿を消したのです。このように民主主義に限らずですが制度は決して万能ではありません。

 それに関わる人たちの姿勢や心構え一つで大きく変わってしまうのです。この生徒会活動が本来の趣旨と理念をもって有機的に機能するためには、君たち全生徒がこの生徒会活動にいかに主体的にコミットするかが問われているのです。

 最後に、生徒諸君には、「松女」をより善くするために何をしてもらいたいか。ではなく君たち自身が「松女」をより善くするために「何ができるか」を自身に問いかけてほしい。

 君たち生徒諸君が主体的に生徒会活動にコミットして「オール松女の生徒会活動」になるよう期待します

 立会演説会では、予定通り12人の候補者と応援演説者の演説が滞りなく行われました。誠実さ、責任感、明るさ、謙虚さ等々、松女生らしさを個々の特徴として松女を「より善く」していきたい気持ちが伝わってきました。その中で、「挑戦」をキーワードに演説をした候補者がいました。人は失敗から学んで成長するものです。勇気をもって「より善い松女」を目指して果敢にチャレンジしていきましょう。



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2017/09/01

三つの塾訓

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 2学期 始業式
 三つの塾訓 ~「人としての成長」とは
 みなさん、おはようございます。長いと思っていた夏休みもあっという間に終わり、いよいよ2学期が始まります。

 夏休みはいかがでしたか。勉強や部活動に充実した夏休みを過ごせましたか。本日ここに元気な君たちとともに2学期を迎えられることを心より嬉しく思っています。
 さて、振り返ればこの夏休み中にもいろいろなニュースがあったかと思います。

 その中にあって、何と言っても花咲徳栄高校が夏の甲子園で優勝を果たし、埼玉県勢初の深紅の優勝旗をもたらしたことは埼玉県民として大きな出来事ではないでしょうか。

 この徳栄高校を率いたのが岩井監督。徳栄の社会科教師で01年から監督を引き継ぎ、その信条は「心の野球」。何かを為すには人間的に成長しなければ何も為しえない。こうした信念から、野球を通じて彼らの自立を求め、人間的な成長を促すことをここ心がけているそうです。以前、リオ五輪に向けてシンクロの井村コーチが「メダルとるためには人として成長せなあかん」とインタビューで語っていた言葉が思い出されます。

 つまり、何かを為すにはただ単に体力や学力及び各スキルが向上したということだけでなく、やはり人としての成長が求められるのでしょう。

 君たちは、「松下政経塾」という私塾を知っていますか。松下政経塾とは次代を担う、これからの日本のリーダーを育成するために、パナソニックの創業者である松下幸之助が設立した団体です。つまり、明日の日本を担う人を育てる塾とでも言ったらいいんでしょうか。

 その松下政経塾には塾訓があるそうです。次代を担う人材として成長するために、これだけは心がけようとするものだそうです。

 その塾訓とは「①素直な心で衆知を集め、②自修自得で事の本質を究め、③日に新たな生成発展の道を求めむ」ということです。

 ①素直な心というのは、何事にもとらわれない心のこと。人間は、教育や経験などを通して、何かしらの偏見を持ち、それを通して見るので、正しく見えない。松下氏は「素直な心で物事を見ることが非常に重要だ」と言っているのです。

 ②「自修自得」とは、最終的に自分で求めることをしない限り、ものごとは身に付かないということです。

 ③「日に新たなる生成発展の道を求めよう」は、毎日人間は変わっているのだから、昨日は昨日。毎日新しい自分がいて、常に新しい発見をしていくことです。

 以上この三つの塾訓が松下政経塾では「人としての成長」を促す心がけとなっているようです。

 そうした中で、自分たちを振り返ってみるとどうですか。

 先入観や偏見、自身の独善等々。素直な心で物事を見ていますか。独りよがりの自分になっていませんか。

 人から言われたことをただ単にくり返す自分に安住していませんか。上手くなりたい。強くなりたい。目標をクリアしたいなど自らの意思で、工夫改善に励んでいますか。

 「今までそうだった」「私はこんなもんだ」「私は昔からこうだった」など過去の自分をいつまでも引きずっていないですか。

 2学期は、進路や部活動など学校生活全般においてとても重要な学期。また、一年を通して最も長い学期であり、日々当たり前の毎日に流されがちとなってしまいます。

 そして、人が何かを成し遂げるには、必ずつらく苦しい努力を伴うものです。人は辛い時、苦しい時、その時の自分に妥協してしまいがちです。そんな時、周りを見渡してみましょう。君たちを受け止め、君たちの背中を押してくれる人が必ず松女にはいるはずです。

 担任の先生であったり部活動顧問の先生、進路の先生かもしれません。君たちが感謝の気持ちと謙虚な心を持ってさえいれば、必ずや一抹の光明が神の助けのように見えてくるものです。そして、これは傲慢で独りよがりの人には決して見えないものです。

 私たちは、たくさんの人たちに支えられて成長進化しています。だからこそ、支えてくれる人たちへの信頼や謙虚な姿勢、家族や応援してくれた方々への感謝の気持ちが人としての成長をもたらし、君たちの躍進をこれからも支えていくのでしょう。

 それでは、三つの塾訓をここ心がけ、素直な心と感謝の気持ちをもって、2学期も頑張りましょう。



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